【品質基準】洗濯・汗
こんにちヤーン。
前回の漫画が好評で嬉しいヤーンです。
一昨日台風きましたね。
私夜はぐっすりだったもので、どれだけ風が強かったのかとか降水量は
どんなもんだったのかわかりません。
起きたときには既に平穏な朝の訪れでした。(ちょっと風強かったけど)
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本日は「洗濯」と「汗」の検査方法についてです。
今回も一般財団法人日本タオル検査協会中四国検査所の方にご協力いた
だきました。本当にありがとうございます。
■洗濯-------------------------------------------------------------------------
洗濯の際に、染色された生地または付属品の色が落ち、色が変わったり
水により他の洗濯物を変色させてしまう(このことを汚染と言います)恐れ
がないかどうかを調べるために行う試験です。
【試験方法】
・試験基準 JIS-L0844/A-2号法
・判断基準 変退色 4級以上
汚染 4級以上
①複合試験片(試験片+添付白布2枚)を、洗濯試験機を使って試験液に入
れて処理します。
②水洗い(25±2℃の水100mlで1分間)を2回繰り返した後、60℃以下で
乾燥し、試験片の色の変化を変退色用グレースケールと比較します。
また、添付白布の汚染の程度を汚染用グレースケールと比較します。
この2種類を比べることで、試験片の堅牢度(色の安定性、色の保ち具合)がわかります。
複合試験片の添付白布ですが、日本タオル協会さんは第2添付白布はシ
ルク(絹)を使っているそうです。
特に決められておらず、他にも毛やレーヨン、アセテートなどもありま
す。
この検査はなかなか手間がかかっていますね・・・。
やはり何十回も洗濯するものですから、こういった検査はかかせません!
そういえば一度タダでもらった熊のタオルを洗濯したら、熊が消えたこ
とがありました。
インクの問題なのかわかりませんが洗濯する前は確かに居たはずなのに
洗濯機から出すとそこには何もいませんでしたとさ・・・。
そのインクが他の洗濯物に付着していたとしたら・・・・おそろしや。
こういうことにならないためにも検査は必要ですね。
■汗-------------------------------------------------------------------------
汗でぬれた状態で長時間着用した場合などに、汗によって
生地の色が変わったり、他の服に色移りさせる恐れがない
かどうかを調べるために行う試験です。
【試験方法】
・試験基準 JIS-L0848
・判断基準 変退色 4級以上
汚染 4級以上
①複合試験片をアルカリ性と酸性の人工汗液に入れて常温で
30分浸けておく。
②汗試験機に取り付けて人工汗液を十分に浸透させるために、
約12.5kPa(6×6cmの試験片の場合約45N)の荷重をかける。
③汗試験機を37±2℃の乾燥機で4時間乾燥させた後、汗試験機
から複合試験片を取り離して乾燥し、アルカリ性と酸性の試
験片それぞれの色の変化と添付白布の色移りの程度を判定し
ます。
これも大事じゃないでしょうか!
汗拭いたタオルってたまに黄ばんだりしますよね。白いタオル
なんて目立つ目立つ・・・・当然汗による変色などの影響は
少ない方が嬉しいです。
検査ってありがたい・・・。
私はこれからタオルを使うときは検査してくださっている方々
に感謝しながら使うことにします・・・。
ははーっ!or2
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