【品質基準】ペーハー値
こんにちは、こばやーんです。
昨日も今日も特に寒いですね。昨日は雹も降りましたし、まさに冬。
帰りは雹は止んだもののとてつもなく寒くて、地元の駅からの家路にあるコンビニで思わず肉まんを購入してしまいました。「わ〜い、ぬくい〜」とずっと手に持ったまま歩いていたらいつの間にか家の前まできていました。肉まんがぬるく・・・(悲しみがヤーンを襲う)でも美味しくいただきました。
--------------------------------------------
本日は10月に掲載し損ねた、品質基準シリーズの最終回・ペーハー値に
ついてです。
一般的には健康な人の肌は弱酸性を示すといわれており、一般的な生地
のpHは中性〜弱酸性に調整されています。
しかし、生地を染色したり加工したりする際に使用されている薬剤など
が十分に洗い落とせていなければ極端な酸性、あるいはアルカリ性を示
すことがあり、そういったものに触れると皮膚障害などを引き起こす可
能性があります。
また、生地が極端なアルカリ性の場合、酸化防止剤や産亜窒素ガス等の
影響により黄ばみやすくなる恐れもあります。
この検査を実施することで、人体に影響のない中性〜弱酸性であること
が判断できます。
【試験方法】
①試料から5.0g±0.1gの試験片を2枚採取して、約10mm×10mmの断片に
します。(それぞれ試験片a、試験片bとします)
②ガラス栓つきの200mlフラスコを2本用意して、それぞれに50mlの蒸留
水を入れます。
③2分間静かに煮沸した後、フラスコを熱源から遠ざけ、②の試験片試料
をそれぞれフラスコに入れ、フラスコに栓をして30分間放置します。
※この間、ときどき栓を緩めてフラスコを軽く振ります。
④30分後抽出液を25℃±2℃に調節して、ペーハーメーターで抽出液の
pHを測定します。
⑤AとBの2つの試験結果の平均値を算出し、小数点以下1桁に丸め
ます。
その結果が6.0(弱酸性)〜7.5(中性)であるかどうかを判定します。
------------------------------------------------------------------------------
敏感肌だとタオルの柔らかさなどに気を使いがちですが、こういっ
た有機物性に関しては見ても触ってもわからない・・・見えないか
らこそ知りたい!
ちなみにこのペーハー値測定は、一般タオルや今治タオルではあま
り実施していないようです。
特に肌に気を使っている方は、泉州タオルも試してみると良いかも
しれませんよ!
.