【品質基準】耐光
こんにちヤーン。
昨日は台風だと身構えていたのに何だこの暑さは!!
とぷんすこしておりました。せめてもうちょっと涼しい感じ
でよろしく。秋に夏バテなんてしたくない・・・。
今回も一般財団法人 日本タオル検査協会 中国検査所の方に
ご協力いただきました。毎度、ありがとうございます。
■耐光----------------------------------------------------------------
本日は「耐光」の検査方法についてです。
染色された繊維製品は、日々様々な光にさらされます。
(洗濯して干したときとかね・・・)
耐光検査は、様々な光の作用によって色が変わる恐れがない
かどうかを調べるための検査です。
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※ブルースケールとは・・・・
光をあてる時間(照射時間)を決めるために使用する標準物。
1〜8級まであり、数値が大きいほど光に対する抵抗性が強
く、標準退色するのに必要な時間が長くなります。
「ブルースケールに光を当てた後、変色した部分と元の色
の部分の差が基準となる変退色用グレースケールの4級と
同程度になる時間」を標準退色時間といいます。
(ブルースケールの級数毎に標準退色時間が異なる)
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試験方法は以上です。
他に疑問に思ったことを質問させていただきました。
Q1.プリント柄タオルの場合、使用している全色をそれぞれ測
定して、変色の差が一番大きなデータを試験結果とするの?
染料インクと顔料インクでは色褪せの強度に差はあるの?
A1.プリント部分の判定は、あくまでも色別による判定となり
ます。
染料顔料のプリント種類での結果については、色の濃淡、
染料に使用している材料の光に対する堅ろうの違い等で
差が生じます。
Q2.パステル色及び鮮美色の場合に判断基準が下がるのは、色
が褪せやすかったり褪せると目立ちやすいため?
A2.一般的にパステル色・鮮美色は、特性上変色・退色の頻度
が大きくなります。
◯ブルースケールの1級から8級までの退色時間も知りたかったの
ですが、それはまた調べて追記できればと思います。
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何やら長くなりましたね・・・。
そういえば、動画で判定のしかたを見たのですが、試験結果の試験
片とグレースケールを見比べて「これは何級以上」というのを人の
目で見極めるようです。そんな微妙な色の差が見抜けるとは・・・
流石プロ。
最近色々検査方法を調べていますが、こうすればこういうことがわ
かるのね、と色々なことを知ることができてなかなか面白いです。
理解するのに私は時間を要しますがそれすら楽しいと思えてきまし
た。
Next>>>>「洗濯」の検査について掲載予定です。