【品質基準】吸水性・脱毛率
今月一杯を使って品質基準について調べて行きます!
以前載せた「泉州こだわりタオル」の品質基準の表を使ってご紹介して
参ります。
疑問点などは、一般財団法人 日本タオル検査協会 中四国検査所 の方にも
ご協力いただきました!
お忙しい中、ご回答いただき感謝致します。
■吸水性----------------------------------------------------------------------------------
吸水性は、タオルを選ぶ上で特に大事な部分だと思います。
では吸水性の検査はどのように行われてるのか・・・。
タオルの吸水性検査で最もポピュラーな方法が「沈降法」
という検査方法です。
おやぁ・・・・意外と簡単でわかりやすいでないの!
もっとややこしいものだと思っていたので驚きです。
これ、自宅でもできそう・・・ってせっかくのタオル
を切り取るなんてできませんね・・・・。
泉州こだわりタオルの判断基準は3秒となっておりますが、
今治タオルは5秒、一般的なタオルが60秒となっており、
泉州タオルと今治タオルの吸水性へのこだわりが見てとれ
ます。
今治タ「お主、なかなかやるではないか。」
泉州タ「ふっ貴公こそ。」
(そして生まれる友情。)
ちなみに・・・・
タオルの仕様ではパイル地、シャーリング地などがありま
すが、その仕様によって判断基準の秒数が変わることない
そうです。
また、吸水性試験には滴下法とバイレック法というものも
ありますが、吸水性試験では、試験方法によって区別はさ
れません。
■脱毛率----------------------------------------------------------------------------------
続きまして、脱毛率検査です。
ネットで調べる際、素直に「脱毛率」と検索をかけたとこ
ろ、当然繊維などではなく頭髪の方が引っかかりました。
永久脱毛とか。
・・・・そっちじゃない。
違いますよ、タオルの毛羽の脱落率のことです。
こちらも意外とわかりやすいです。
※1 65%RH→湿度65%
※2 金巾というのは、固く縒った糸で目を細かく織った薄地の綿
織物のことです。
読み方はカナキンで、ポルトガル語のcanequim[カネキン]か
らきているそうです。
※3 特に決められてはいませんが、一定の洗剤を使用するのだ
とか。一般財団法人 日本タオル検査協会 中四国検査所では、
ライオンのトップを使用しているそうです。
そして仕上げは・・・・・計算です。
(これ作ってるとき数学と理科の資料作りをしている気分でした。)
ぎゃーもう数字なんてみたくない!
そしてネットから毛羽をすべて回収するのってしんどそうです
ね・・・ちょっっっとでも取り残してしまったりしないので
しょうか。私は取り残す自信があります!!!
また、沈降法では10×10mmの試験片で検査しますが、脱毛率
検査はあくまで製品で検査します。なのでタオルをそのまま
ポーイって入れちゃいます。
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いかがでしょう。何となく・・・・それとなく・・・・ぼんや
りうっすらおわかりいただけましたでしょうか。
次回は「パイル引抜抵抗力」と「耐光」についての検査方法を
お届けできたらいいなと思います。
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